パッシブ換気とは

パッシブ換気とは

パッシブ換気は、建物内外の温度差、つまり室内の暖かく軽い空気の浮力を換気の主たる動力源とする「計画自然換気」です。

住宅内の空気の流れをコントロールして必要かつ十分な換気量を確保することが計画換気ですから、家のスキマや外壁の単純な換気口に頼った従来の「成り行き任せ」の自然換気と厳密に区別するために、パッシブ換気と呼んでいます。

「パッシブ」とはご存知のとおり「受動的=機械を基本としない」という意味です。

現在一般的な、機械設備を用いる「アクティブ=能動的」換気の弊害を補って余りある、たいへん優れた換気手法です。

当会では、パッシブ換気住宅の構造上の必要条件として、次の2点を定めています。

1) 床下吸気であること
2) 室内に、空気の上昇・下降のための間仕切り壁と床ガラリがあること

また、パッシブ換気を実現するために必要な住宅性能として、次の2点を定めています。

1) 相当隙間面積(C値) 1.0以下
2) 外皮平均熱貫流率(UA値)0.36以下(熱損失係数Q値 1.6以下))

パッシブ換気を詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

理事長から皆さんへ

パッシブ換気は住まいの換気の理想

機械に頼らないことの素晴らしさを知ってほしい。
電気の必要もなく、掃除の必要もなく、壊れる心配もない。
そして、高度な熱交換換気システムと同じぐらい省エネルギーです。
私達のパッシブ換気は、デマンドコントロールを備えた最先端のシステムです。

自然対流型の床下暖房は魅力のかたまり

自然対流で最高の床暖房と爽やかな空気を提供します。
電気の必要もなく、掃除の必要もなく、壊れる心配もない、温度も自然に調節します。
そして、自然対流型の全館冷房も可能にします。
パッシブ換気と融合し、理想の全館空調を実現します

私達はパッシブ住宅を目指す

私達は、高い建物性能とパッシブ換気でパッシブ住宅を目指します。
時代とともに変化する断熱気密化技術の向上に取り組みます。
超高断熱高気密住宅のエネルギー消費と快適性を研究します。
既存住宅の断熱気密化とパッシブ換気の導入を研究します。

理事長 福島 明(北海道科学大学名誉教授)