会からのお知らせ

第18回通常総会が開催されました。

 2022年5月13日に札幌市内で第18回通常総会が開催され、今年度の事業活動や予算などを審議・承認し、総会終了後には前理事長で北海道大学名誉教授の繪内正道先生による記念講演『「パッシブ換気の計画・設計の要点」製作にあたって』も行われました。

 総会では理事長で北海道科学大学名誉教授の福島明先生が議長を務め、事業活動や予算など各議案を審議し、いずれも全会一致で承認。今年度の事業としては、会員向け事業として昨年度から行っている床下エアコンのパッシブ換気住宅への適用に関する勉強会・現場見学会や、一般市民も対象としたセミナー、会員が1泊2日で勉強・討論を行う恒例の大合宿の開催、札幌板トップランナー水準のパッシブ換気住宅実現に向けた実証研究・試験などを計画しています。  また、役員改選では理事・監事全員を再任したほか、10年継続会員表彰を㈲アルファ設計倶楽部(旭川市)と㈱伊善建設(帯広市)に行うことが報告されました。

 続いて行われた記念講演では、繪内先生が今年発行された会員向けの冊子『パッシブ換気の計画・設計の要点』を製作した時のエピソードや、掲載している内容のポイントなどを紹介。  同冊子は、元理事長の中野隆二氏((有)フォルムデザイン社長)が執筆した原稿を、繪内先生を中心に北海道大学大学院教授・林基哉先生と同准教授・菊田弘輝先生を含む冊子化検討委員会でまとめて発行したもの。繪内先生は「パッシブ換気住宅を建てている中で、『この設計で大丈夫だった』とか『こういう工夫をしたけど大丈夫だった』という積み重ねが自信にもつながっていくと思うが、どんな住宅でパッシブ換気を行うにしても、自信がついた時こそ原点に返って室温や換気量、暖房負荷等の数値解析を行ったり、当会顧問の先生に相談するなどして、顧客が安心して暮らせる住宅を建ててほしい」と、会員に呼びかけました。